2017年4月3日月曜日

Cost of Goods Sold(CGS) / 売上原価の算出の仕方を問う問題

The following is the information regarding A Corp.'s inventory account.

Inventory as at 12/31/20X1                          $ 80,000
20X2 Purchases                                             130,000
20X2 Write-off of obsolete inventory             25,000
Inventory as at 12/31/20X2                            40,000


The inventory written off became obsolete due to an unexpected and unusual technological advance by a competitor. In its 20X2 income statement, what amount should A Corp. report as cost of goods sold?


a.  $ 235,000
b.  $ 170,000
c.  $ 145,000
d.  $ 130,00






このパターンの問題はInventoryの箱を書いてやると簡単に求められる。
左にBeginningと入ってくる分の購入、右に出ていくCGSとWrite-offとEnding。
この左右が同じ額になるようにCGSを求めるので80K+130K-25K-40K=145K。
答は c.

 




2種類の監査基準ーThe three general standardsとThe three fieldwork standards

The three general standards

(1) Adequate training and proficiency
(2) Independence of mental attitude
(3) Due professional care


The three fieldwork standards

(1) Adequate planning and supervision
(2) Understanding the entity and its environment including internal control
(3) Sufficient appropriate audit evidence

2017年3月15日水曜日

NY State Tax Return (ニューヨーク州税申告書) の Amendment

NY State Tax Return の Amendment をする場合は自分の Residency のステイタスに該当するFormの番号の最後に "-X" とついている修正用のフォームを使う。例えば Full-Year の IT-201 を提出したあとに、申告した数字に間違えがあったことに気づいた場合、IT-201-X というものを提出する。また、NY市内などに住んでいる場合で City Tax の IT-360.1 も連ねて提出している場合、IT-360.1 には Amend 用の X の付いたものなどはないので、同じ Form を利用して間違えがあれば修正したものを連ねて IT-201-X に連ねて出す。IT-201 と IT-201-X は実際には比べてみるとほとんど同じで、基本的にもう一度最初から数字を入れなおすのだが、最後の Your refund や Amount you owe の区分の直前のあたりの何行かが異なっていて、お金を返してもらうのか、逆に払わなければならないか、修正されるようになっている。

2017年3月8日水曜日

Chart of accountって何?

Chart of accountとは、個人であれ法人であれ会計を行っている主体が使う会計勘定のリストである。

簿記の仕訳の例で、
(Dr.借方) Rent Expense $500 / (Cr.貸方) Cash $500

などとあるが、ここで出てくるRent ExpenseやCashというのはChart of accountにある勘定に基づいて使われている。

実際にはCashの中にもPetty Cash(小口現金:経理部のどこかに置いてある金箱に入っている少額の札束小銭)もあれば、Cash - XX Bank (XX銀行の普通預金)など色々な種類があり、そこそこの規模の会社などであれば、

Cash - Petty Cash
Cash - XX Bank
Cash - YY Bank

などと細かく細分されている。
以下はそのような細分をする前の基本的なリスト。実際には大企業になればなるほど、細分化されもっと長いリストになるし、ビジネスの種類によっても色々な仕様になりうる。

Cash
Marketable Securities
Accounts Receivable
Prepaid Expenses
Inventory
Fixed Assets
Accumulated Depreciation (contra account)
Other Assets
Accounts Payable
Accrued Liabilities
Taxes Payable
Wages Payable
Notes Payable
Common Stock
Retained Earnings
Revenue
Sales returns and allowances (contra account)
Cost of Goods Sold
Advertising Expense
Bank Fees
Depreciation Expense
Payroll Tax Expense
Rent Expense
Supplies Expense
Utilities Expense
Wages Expense
Other Expenses

USCPA試験的問題(Revenue Recognition)

On November 1, 2014, Smith Co. sold 20,000 gallons of gasoline to Jackson Inc. at $2 per gallon. 10,000 gallons were delivered on November 30, 2014 and remaining 10,000 gallons were delivered on January 30, 2015. Payment terms were 50% due on November 1, 2014, 25% due on first delivery, and the remaining 25% due on second delivery. What amount of revenue should Smith recognize from this sale during 2014?

a. $10,000
b. $20,000
c. $30,000
d. $40,000





(何を聞いているか)
Smithという会社がJacksonという会社にガソリン20,000ガロンを1ガロンあたり2ドルで売るにあたり、2014年11月1日に「売った」と言っているが、デリバリー自体は2回に分けられており、半分の10,000ガロンは2014年の11月30日に、もう半分は2015年の1月30日にデリバーされている。Smithが2014年に認識すべき売り上げはいくらかを聞いている。後半部で支払いの条件が2014年11月1日に50%、最初のdelivery時に25%、残りの25%は2回目のdeliveryと言っているが、発生主義会計では売上の計上は商品がデリバリーされた時点なのでこのお金の支払いの部分は関係がない。


正解:b
売上収益は商品が届けられた(Delivered)時に計上する。2014年11月1日に20,000 gallonsをSoldとは言っても実際には2014年中にDeliverされたのは半分の10,000 gallonsで、残りの半分は来年度の引渡しなので、2014年にrecognizeするのは10,000 gallons X $2 per gallonで$20,000である。他にPayment termsについて色々言っているのは、この問題のポイントではなくトリックのようなものである。

Revenue Recognition(収益の認識)

Revenueとは収益である。似たような言葉にIncomeがあるが、RevenueはよくSales Revenueとも書かれ、日本語で言う「売上」の勘定に使われることが多いだろう。IncomeはInterest Income(利息収入)やMisc Income(雑収)などにつかわれやすい。収益の認識はAccrual Basis(発生主義)であるので、何かを売っている場合なら買主にその物がデリヴァーされたときに収益の認識をする。

Accrual (Accrue)ってなに? [ Accrual accounting (発生主義会計) ]

Accrue(アクルー)なんて普通に英語の勉強をしていても聞きなれない言葉だ。こういう分かりにくい言葉がAccountingそのものや日本人にとっての英文会計を分かりにくくするのだろうなと思う。

Accrue(動詞)の意味は辞書をひくと「生じる」とか「費用が発生する」と出てくる。
Accrual(アクルーアル)(名詞)で検索すると会計用語として「発生主義」などと出てくる。
ここではAccrual accounting(発生主義会計)について説明したい。

まず「費用が発生する」ということを2種類の例で考える。

一つ目は現金ですぐそこの文房具屋から必要な事務用品($100)を買ってくるような、費用と現金が同時に計上できる場合である。シンプルに仕分けとして、
借方(Dr.) Office supplies $100 / 貸方(Cr.) Cash $100

二つ目は会社が売る商品を卸問屋から仕入れるにあたり、商品($ 1,000)は今月すでに手元に届いているけれど、後でまとめて来月に払うようなケースである。商品は受け取っているのでお金を払う義務は「生じ(Accrue)」ているのだけれど、来月に入るまで現金は出ていかない。会計のレポートは月々に区切って出すので、すでに債務が発生している今月の費用として、お金が出ていなくても費用として計上する必要がある。これが発生主義会計を特徴付ける一つの例である。そしてその際に現金の場所を埋め合わせるAccount Payableという勘定が登場する。
借方(Dr.) Inventory(商品) $1,000 / 貸方(Cr.) Account Payable(買掛金) $1,000
この仕訳がないと今月のレポートは終わらないのである。[逆に現金主義会計(小さい個人事業主などではありうる)では現金が動くまで計上しないので、今月のレポートにこの仕訳を入れない。]